クリティカルシンキングを学んでみて思うこと
先日クリティカルシンキングを学ぶ会に参加して、そこでの事前課題がすごく勉強になったのでシェア。
<事前課題>
少年野球の指導
あなたは少年野球の監督です。
生徒を成長させる手段として、“スパルタ指導”は「薬」だと思いますか。「毒」だと思いますか。
薬/毒、どちらかの立場にたって、その理由をわかりやすく説得力のある文章にまとめてください。
※考えるときは、できるだけ具体的な状況をイメージしてください。
<ぼくの回答>
§前提
・小学生1年生〜6年生を対象にした野球教室です。
・ここでのスパルタ指導には体罰は含みません。
§意見
私はスパルタ指導は、生徒を成長させる手段として「薬」になると考えます。
スパルタ指導が「薬」になる理由を心・技・体の3つの側面から説明します。
【心】
野球の試合中、生徒は緊張度の高い状態に直面します。例えば、スラッガーがノーヒットノーランで迎えた9回裏、1点ビハインドのシチュエーション。この状態で平常心を保って練習通りの成果を出すためには、スパルタ指導により緊張感を持って練習に取り組むことが有効です。
【技】
「1万時間の法則」で有名なように、圧倒的に長い練習時間は、生まれながらの才能を凌駕します。スパルタ指導による長時間の練習により、生徒は成長します。
1万時間の法則は心理学者のマルコム・グラッドウェルが提唱し、彼の著書はあの勝間和代さんにより日本語訳されています。
参考: 『天才!成功する人々の法則』http://amzn.to/2EbN7jb
【体】
小学生の9歳〜12歳は「ゴールデンエイジ」と呼ばれ、この期間は運動神経を大幅に成長させることができる期間として知られています。
この期間にスパルタ指導による練習に取り組むことにより、将来のプロ野球選手を育てることも可能です!
以上の理由から、生徒を成長させる上で、スパルタ指導は「薬」になります。
<事前課題の狙い>
この課題の狙いは、本当のイシュー(問題)はなにかを見極めるとこ、そしてそこから論理的に意見を生成することだったみたい。
ぼくも前提は少し置いたけどまだまだ甘い。
ほかにも隠れた前提として
・成長とは?
・薬とは?毒とは?
など考えることはまだまだある。
論理構成は意識したかいあって、心・技・体でMECEっぽくできていた。
<ホンマの気持ち>
個人的にはスパルタ指導なんて受けるのもするのも大嫌い。ゴールデンエイジとか、実際にあるかよく分からんしなぁ…
今回は論理的に文章を構成する練習と、自分とは反対の意見を強く主張する練習にしてみました。
意図を持って取り組んだので、ちゃんと得るものがありましたよ!
<勉強会を終えて>
実生活でも活用できるのがクリティカルシンキングのいいところ。
ミーティングの振り返りを4W1Hでしてみたり、
フィリピン留学での生活を衣食住に分解してブログを書いてみたり、
2日使わなかったら忘れるって聞いたし、どんどん活用していきまーす!
しらんけど。